これからの課題

2013/05/21

2011.3.11以降、得体の知れない[放射能]というものを知り、身を守り、福島で暮らしていく為の、放射能対策事業。
今までは「子どもたちの[内部被ばく]と[外部被ばく]をできる限り少なくする」事業(現場での実活動)をしてきました。
二年という月日が経ち、この放射能対策事業も現状に合わせて変わっていかなければと考えています。

内部被ばくに関しては、県内においては検査体制が充実してきており、市場に汚染食品が出回り難くなりました。
外部被ばくに関しては、ようやく行政の除染事業が進み始めました。また、県外への一時保養も積極的に行われています。
もちろん、引き続きの強い検査体制・定期的な甲状腺検査は不可欠ですし、除染に終わりはありませんが。

一方、この二年間で、放射能対策からの影響は、こんなところに出てきています。
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屋外活動を制限してきた為に、福島の子どもたちに肥満が増えているのです。
放射能も怖いですが、肥満も怖いです。福島の親たちは放射能を怖がるだけでなく、
子どもの『運動不足→肥満』という現状にもっと目を向けなければならなと思っています。
休みごとの県外への一時保養では、日常的な運動不足を解決できません。
「いかに福島の子どもたちが日常的に運動をできるか」の環境作りが、
これからの一番の課題だと思っています。